外国語を学ぶ動機について〜中国語〜


今日は古本屋でバイトだった。

そこで訪れた一人のお客さん。

見た感じ、きっと外国人。そして、おそらくアジアの方。うん、中国のひとだ。

都内でアルバイトしてたら、外国人観光客を接客することは多いし、特に臆することも無い。

英会話にはわずかながら自信があるもんで、いつものように英語で接客。

どうやら、ワンピースのDVDを探しているみたい。


どうぞこちらへ。
ご案内いたします。



当該コーナーへ連れて行く。
ワンピースのDVDの種類の多さに店員ながら驚いたが、あとは好きなの選んで買ってね。

他にやることもあるので、立ち去ろうとすると、スマホを差し出す。

なんだなんだ。


とにかく、今から流す音声を聞け、とのこと。

ネイティヴでは無い人間の日本語が聞こえる。

なるほど、日本語が話せる知人に簡易的な通訳を頼んだのね。

がしかし、その通訳さんの日本語はお世話にも上手いとは言えず、正直言って拙い...
あんまり聞き取れず、ソーリー、ドゥナットアンダスタン、、、(つД`)ノ

彼は英語も日本語も話せないし、わからないそうで。


お互いの意思疎通ができず、20分ほどが経ち...

「もういいよ、ごめんなさいね。
どうもありがとう。」(って、中国語で言ってた。多分)

と、あつい握手を求められた。

言葉が通じないながらも、力を尽くしてくれたことに感謝されたよう。

中国語が少しでも話せたらなあ、と後悔なのかわからぬ、なんともやりきれない思いで持ち場へ戻るのだった。












一般的に、日本の大学では第二外国語を履修する必要がある。

中学校から始まった英語が基本的に第一外国語。

大学生になると、さらにもうひとつ勉強することになる。

フランス語、ドイツ語、中国語あたりが一般的かな。

なかにはロシア語やスペイン語もあるのだろう。

私は外国とその言葉というものに強く惹かれている人種なので、ウキウキワクワクしながら、新たに学ぶ外国語を決めた。

しかし、そうではない人にとって、第二外国語なんて迷惑この上ないものなのだろう。
英語でさえ十分にできないのに、プラスで日本語以外の言葉を学ぶなんて、と。

私が在籍した大学では、多くの学生が中国語を履修していた。
次がドイツ語で、それからフランス語。




履修した学生の動機(言い訳)はこうだ。

中国語→
話者人口は多いし、世界的にも中国経済はキテるっしょ。
英語と中国語ができたら、就活で強いんじゃね。

ドイツ語→医療用語なんか、ドイツ語だよね。あとは、哲学?音楽なんかもドイツ?あれ、なんかわかんないけど、学術的な用語にドイツ語が多いって教授が言ってたよ。

フランス語→フランスという国の豊かな文化に強い興味があります(フラ語のクラスは可愛い女の子多いらしいぜ、ウェイウェウェーイwww)


こんなところだ。

ネタ感が強くなってしまった。

まあ、大学一年生の履修動機なんてこんなものだ。

単位のためにレポートやテストで真面目にはなるが、動機はだいたいふざけてる。









前置きが長くなってしまった。

外国語を学ぶ動機は、学ぶ人の数だけあると思う。

が、中国語にいたっては、話せたら就職有利だとか、漢字だらけだし簡単そうだとか、英語に次ぐ話者人口というデータだとか。
そういった、ベネフィットクレクレマンが多いように感じる。

これに関しては、正確なデータがあるわけでもなんでもなく、ただの個人的な印象でしかないが。


私はそういった、損得勘定で学ぶを決めるのが大嫌いで、
それ故に、なんとなくでオランダ語や韓国語を学ぶし、かっこいいからフランス語を話す。
そして、中国語を学ぶことを避けていた。



でも、
でもでも、今日の経験で変わったと思う。

日本語も英語も話せない中国人もいるんじゃん。
そういう人とコミュニケーションとりたいよなぁ。

中国文学なんか興味あるかも。

そういや、友達に中国から来た留学生多いな。


むむっ。

中国語。





学んでみようか。

なんとなく、ふざけた動機。

きっかけなんて、そんなもの。





まずは発音、ピンインから?