otoiによるレビューあれこれ

慶應通信文学部第3類70期秋。通信の学習状況、書評、趣味の語学について綴りたい。

私も本屋を開きたい。【『荒野の古本屋』盛岡督行、晶文社】

 

 

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古本、CD、DVD、ゲーム販売のもったいない本舗

 

 

久々にブックレビュー。

 

今回読んだ本はこちら。↓

 

荒野の古本屋 (就職しないで生きるには21)

 

著者の盛岡督行氏の半生記を綴った一冊。

茅場町にあるギャラリー兼書店の盛岡書店店主の著者の、大学卒業後から古本屋を開き、ギャラリー業が軌道になるまでのことが書かれている。

 

神保町での修行時代の話はとても興味深く、古本屋で、しかも神保町で働くということはこういうことなのかと感心した。

 

また、書店を開くための海外での仕入れエピソードは、現地の言語に不自由ながら、目当ての本を求める著者のハングリーさに学びを受けた。

 

紙の本が売れにくいと言われて久しく、新たに古本屋を始めるなんてのは相当なエネルギーが必要なのだろう。

 

それでも、本の魅力に取り憑かれた著者は運を味方につけ、人に恵まれ、場所に恵まれ、東京証券取引所近くで古本屋を営む。

 

本には、ないし好きなことには人を動かす力がある。そう思えた。

 

 

本書は、「就職しないで生きるには21」というシリーズの中の一冊である。

私自身、同世代が就職を決める中、最近将来について悩むことが多く、この本からは「こういう生き方もあるのか!」と勇気をもらった。

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、中退した大学は神保町にほど近い場所にあった。

 

久々に本の街を歩いて見たいと思った。